肥満の人が体重を減らしたいという場合、体への負担の大きな食事の減らし方や、ハードな運動をはしないほうがいいようです。
肥満の人であれば、生活態度に改めるべきことがいくつかあるはずです。とにかく食べ過ぎる傾向が肥満の人にはありますので、よく噛んで食べる習慣をつけるようにしてください。30回噛んで飲みこむ、というペースで食べていきます。
よく噛むことでヒスタミンが分泌されますので、満腹感を感じやすくなり、少ない食事量で満足できるようになります。多くの場合、肥満の人はたくさん食べ過ぎているために今の体型になっていますから、まず食事の量を減らすことが大事です。
食事を摂る時間は、夕食は9時以前になるようにします。食べる時間が遅くなりすぎると、カロリーが脂肪となって蓄積されやすくなります。仕事の関係で夕食が遅くなってしまうという場合は、遅い時間の食事は炭水化物の量を減らしたり、軽く済ませられるようにします。
肥満のために食事を少なくしているという人でも、朝ご飯は十分に摂取してください。朝に物を食べておくことは、減量中でも大事なことです。カロリーオーバーの原因の一つであるストレスは、朝食を十分に食べることで分泌されるセロトニンによって緩和されると言われているためです。
肥満体型の人は、食事以外の理由で肥満になっていることがありますが、運動量が足りないこともその一つです。積極的に階段を使ったり、移動は徒歩の機会を増やすなどして、日々の活動量を増やしていくことから始めましょう。
自分にできる範囲で、あまりきついノルマを課せず、階段を一日一回登るなどの決まりをつくるといいでしょう。肥満を改善するために体重を減らしていきたい人は、普段からの取り組みが大事です。